new ゲームに最適な テレビ&PCモニター選び

まず、どんなゲームを、どうプレイするかを定めよう

今回のテーマは、ゲームを楽しみ尽くすための最適なテレビ、そしてPCモニター選び。「どんなゲーム」を「どうプレイするのか」のふたつをしっかり定めて最適な製品を選んでいくのがコツといえるでしょう。ゲームといっても、和気あいあいと家族で楽しむようなものもあれば、プロゲーマーたちがeスポーツとして真剣な勝負として取り組むものなど、様々なタイプがあるからです。ここでは大きく3パターンに分けて最適なテレビ&PCモニター選びを考えてみます

パターンで考えるゲームに最適なテレビ&PCモニター

まず、ゲームに最適なテレビ&PCモニターを選ぶためのパターンを3つ考えてみます

パターン1 
普段はテレビとして使いつつ、ゲームも楽しみたい

普段はテレビ放送やネット動画、ブルーレイ鑑賞用にテレビを使いつつ、時にはゲームも楽しみたい。そんな方におすすめしたいのは、普段づかいの大画面&高画質テレビとして充分な性能を備えながらも、ゲームプレイに最適な機能を備えた製品です

ゲームをする/しないに関わらず、大画面テレビが普及し、しかも価格もお求めやすくなってきている今、画面サイズは設置できる範囲で「できるだけ大きなサイズ」の製品から選ぶというのが鉄則です。テレビ放送やネット動画、もちろんゲームも含めて、大画面になればなるほど、あらゆる映像の迫力や臨場感が増し、満足感が大きく高まります。

選択のポイント

ゲーム機との連携では、操作がいかにレスポンスよく画面に表示されるか、という「低遅延性能」がテレビに求められます。この部分がテレビ放送やネット動画の表示とは異なる部分で、「ゲームに向いている家庭用テレビ」選びの大きなポイントになります。その意味では、まず設置できるもっとも大きな画面サイズを見極めて、その中から「低遅延」を中心としたゲーム表示を意識した製品を探すとよいでしょう。

LGの家庭用テレビは、以前から快適なゲームプレイを意識して設計されており、ゲームもしっかり楽しめる大画面テレビを多数ラインアップしています。たとえばLGでは2021年から「ゲームオプティマイザ」という機能を家庭用テレビに組み込んでいます。この機能は、ゲームジャンルを選択するだけで、プレイ環境やゲームジャンルに合わせて最適な画質モードが自動的に選ばれるというゲームユーザーのためのもの。もちろん、こだわりのユーザーは、手動でお好みの設定に調整することもできます。

ゲームを楽しむ重要な要素でもあるサウンドシステムもLGのテレビではゲーム用に最適化したモードを実装しています。この「AIゲームサウンド」という人工知能を活用したゲーム用のサウンドモードを選べば、ゲームの臨場感を大いに高めるようなサウンドが得られます。

ゲームオプティマイザとは

ゲームオプティマイザ ゲームオプティマイザ
  • ※1
    ゲーム入力時は自動でオフが選択されます。
  • ※2
    本機能は、有機ELテレビのみ利用できます。また、VRRあるいはAMDがONの際に利用できます。接続しているPCやゲーム機の設定によって正常に動作しない場合があります。
  • 製品および接続される外部機器によって対応するメニューが異なります。
  • ゲームジャンルは手動で選択する必要があります。

パターン2 
「次世代ゲーム機器の4K画質、120Hz映像に最適なテレビがほしい」

高性能PCに並ぶ、あるいはそれを超えるような高度な処理能力、映像描画能力を備えた「次世代ゲーム機」がいま人気です。「ハイビジョン映像の4倍の解像度(映像の細かさ)を備えた4K高精細映像をリアルタイムで作り出す」、そんな驚きのグラフィックを備えたゲームも次世代ゲーム機で楽しめるのです。

4Kといえば、BS4KやCS4K、あるいはインターネットで配信されている4Kネット動画、UHDブルーレイなどですでにおなじみですが、実は次世代ゲーム機では、こうした4Kメディアを大きく超えるポテンシャルを秘めた映像出力が可能です。やや専門的になりますが、前述した4Kメディアでは、1秒間につき4K映像を「60コマ」(60フレーム、60Hzとも呼ばれます)を連続して映し出すことで動画として表示します。一方、次世代ゲーム機では、4K映像を1秒間につき「120コマ(120フレーム、120Hz)」の映像を作り出し、表示することもできます。つまり既存の4K映像よりも、2倍もなめらかな動きでゲームをプレイできるのです

選択のポイント

LGの有機ELテレビでは、OLED G2/C2/B2シリーズなど多くの製品で4K/120Hzの入力に対応したHDMI端子を複数備えています。特にOLED G2/C2 は、装備している4系統のHDMI端子すべてが4K/120Hzの入力が可能な仕様で、この4系統の装備は、業界最多となります。

しかも有機ELテレビであれば、液晶テレビに比較して動画応答性能が原理的に優れていることも注目です。後述するゲーミングPCモニターに匹敵する、1ms(ミリ秒)での応答速度を実現し、ゲーム用途にもジャストフィット。なお、ゲーム向けの機能として注目されているVRR(可変リフレッシュレート)とALLM(自動低遅延モード)も、LGの有機ELテレビではしっかりサポート。次世代ゲーム機で、最新ゲームを楽しむのならば、ぜひLGの4K/120Hz対応有機ELテレビをお選びください。

LGは、マイクロソフトの次世代ゲーム機 Xbox Series Xのオフィシャルパートナーです。LGの4K有機ELテレビとXbox Series Xを組み合わせることで、高速な応答速度となめらかなグラフィックでゲームが楽しめます。Dolby VisionとDolby Atmosに対応したソフトではさらにゲームの没入感を高めます。

パターン3 
「本気のゲーミングPCモニターでゲームの勝敗を追求」

パターン1と2では、「家庭用ゲーム機器」を使って「家庭用ゲーム」をプレイするための最適なテレビ選び、という観点で解説してきましたが、一方でハイスペックなPCを使った「PCゲーム」も存在感を増しています。「eスポーツ」という名で、プロゲーマーたちが各種大会で本気の戦いを繰り広げているのはご存知の通りです。そんな本気のゲーマーたちにおすすめしたいのは、高性能ゲーミングPCとの組合せにベストマッチする「ゲーミングPCモニター」です。

ゲーミングモニターについて

「本気のゲーミングPCモニター」選びでもっとも重要になるのが、いかにレスポンスよく低遅延で映像を表示できるのか、という部分となります。LGのゲーミングモニターシリーズは、GTG(※)で1ms(ミリ秒)という優れた応答速度を誇るIPS液晶パネルを搭載。視野角が広く、鮮やかで美しい画面でありながら、高速表示を両立させています。しかも、パターン2で説明した120Hz表示を超える144Hz(1秒あたり144コマ)から240Hzまでの表示に対応しています。

LGのゲーミングPCモニターの中には、16:9の画面よりも左右の表示領域が広い21:9の「ウルトラワイド」液晶を採用しているモデルもあります。表示領域が約30%増えることで、対戦相手の様子を広い範囲で確認でき、バトルプレイが有利に働くことでしょう。用途に合わせて様々なラインアップから最適な製品を選択できるLGの「ゲーミングモニター」シリーズにぜひ注目ください。

※Gray To Gray response time。ディスプレイの性能指標のひとつで、応答速度を示す値。灰色(グレイ)のような中間色から、他の中間色まで表示を切り替える際の速度のことで、数字が少ないほうが反応に優れることを表します

IPS 5ms(左画像)とGTG 1ms(右画像)の応答速度の比較イメージ。画像がくっきり見やすい

シチュエーション別おすすめ製品紹介

ここまで大きく3つのパターンで、ゲームに最適なテレビ&モニター選びの考え方を解説してきました。ここからは、お使いになる環境/シチュエーション別に、おすすめ機種を具体的に紹介していきます

1 
リビングルームで家族とゲームを楽しもう!

最新の有機ELパネルを採用した、明るく鮮やかな55インチ画面は、家族が集うリビングルームで使うテレビとしてはまさに最適です。映画やドラマ、スポーツが美しい映像で楽しめるだけでなく、ゲーミングPCモニター同等の1msを実現した応答速度は、ゲームにもぴったり。

総合出力60Wアンプ搭載のサウンドシステムによる迫力のゲーム音響も魅力です。さらにゲームオプティマイザや4K/120p入力対応したHDMI端子の4系統装備など、ゲームを楽しむ性能/機能を満載しています。

加えて、NVIDIA®が展開するクラウドゲームサービス「GeForce NOW」(※1)への対応やゲームライブストリーミングサービスのtwitchのサポートも見逃せません。クラウドゲームやライブストリーミングを快適に楽しむ際に重要なインターネットの高速アクセスも、最新高速ネットワーク規格「Wi-Fi6」(※2)搭載で安心です。

  • ※1
    NVIDIA®社が展開するクラウドゲームサービスで、90以上の無料コンテンツを含む1000以上のタイトルが楽しめます。無料タイトルは最大1時間まで無料プレイが可能(経過後は切断され、再接続が必要)、有料プランなら月額1980円で連続6時間までプレイ可能。プレイはユーザー登録のほか、高速インターネット回線が推奨され、LGのテレビでは、ロジクールなどから発売されている互換性コントローラーも必要です。2022年6月現在の情報。
  • ※2
    Wi-Fi6はG2のみ

2 
パーソナルスペースでテレビ、そして次世代ゲームを楽しみたい!

有機ELテレビの高画質や低遅延性能は魅力だけど、「画面サイズが大きすぎて自分の部屋に置くにはちょっと……」と思っていた方にベストな製品が登場しました。いままで48インチ(横幅約107cm)が最小サイズだった4K有機ELテレビシリーズに新サイズとなる42インチ機がデビューです。

横幅は約93.2cmで、やや大きめのデスクトップモニターとしても使えるサイズ感が実に魅力的な4K有機ELテレビで、42インチ4K解像度の緻密な表示でテレビ放送やネット動画などを高画質で楽します。

機能/性能はそのままに、パーソナルスペースでも、テレビやゲームを最新ハイスペックで楽しみたい、そんな方にぴったりの製品です。

3 
ガチのゲーマーにはこれがおすすめ

  • UltraGear 32GQ950-B

    UltraGear 32GQ950-B4K IPS液晶モニター

eスポーツでは、「ゲームに勝つ」ことが最優先されます。そうした用途に最適なゲーミングPCモニターのラインアップとして、LGでは「LG UltraGear™」というブランドで多数の製品を展開中です。あらゆるジャンルのゲームを快適かつ高画質でプレイできる機能/性能がたくさん搭載されています。

その「LG UltraGear™」シリーズの新製品として、先日「32GQ950-B」が発表されました。本機はGTGで1msを実現した32インチのNano IPS液晶パネルを搭載。144Hz(オーバークロック160Hz)の高速映像信号入力も可能なハイスペックPCモニターです。NVIDIA® G-SYNC® Compatibleや、AMD FreeSync ™ Premium Proテクノロジーに対応するほか、HDMI端子で4K/144Hz入力も可能です。LGのゲーミングPCモニターの最新形ともいうべき本機をぜひチェックしてください。

4 
低遅延&表示画面の広さで、ゲームに勝つ!

  • 34WP65C-B

    34WP65C-Bウルトラワイド IPS液晶モニター

一般的なテレビやPCモニターの画面アスペクト(縦/横の比率)は、「16:9」、「ワイド」と呼ばれる比率の製品が大多数です。しかし、LGでは、「21:9」という左右に表示エリアを広げた製品を「LG UltraWide™」という名称でシリーズ化し、使用用途に合ったモニターの選択肢を多くご提供しています。

34WP65C-Bは水平3,440×垂直1,440画素のVA液晶パネルを搭載した最新PCモニターで、左右の画面を曲げた曲面型という、とりわけユニークな製品です。左右の画面が内側に緩やかに曲げていることで(平面型に比べると)中心からの画面までの距離があまり変わらず、画面全体が視認しやすいというメリットがあります。なお、DisplayPort接続では160Hz入力にも対応して、同周波数をサポートしているゲームではよりいっそうなめらかな映像でプレイできます(HDMI接続では85Hz入力になります)。

この画面の見やすさは、ゲーマーの視点でゲーム世界に入り込むFPS(First Person Shooting)ゲームや、俯瞰した視点でゲーム世界全体の状況を把握したRTS(Real-time Strategy)ゲームなどのプレイ時に大きな利点になります。ゲーミングPCモニターとしての新提案に満ちた34WP65C-Bは、こだわりのゲーマーの方に特に注目したいだきたい製品に仕上がっています。

縦方向が同じモニターに比べて、横方向に約33%幅広くになっているのがウルトラワイドモニターの最大の特徴です。

いかがでしたでしょうか。
今回は「ゲームに最適なテレビ&PCモニター選び」に関して紹介しました。
本記事が少しでも皆さんのテレビ購入のヒントになれば幸いです。Life's good!

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